脳みそどばぁ

たまに長文で語りたい!って時に更新します。

シンエヴァを観に行った時のお話【ネタバレ無し】

2007年に新劇の序が公開されてから14年…あのエヴァがついに完結しました!
先日私も最前列のシートで見ましたが、感無量でございました。

映画のあらすじや感想を書いても良いのですが、ここではあえて触れません。
というのも、映画について改めて思う事があったからです。


エンディングのOne Last Kissを聴きながら感慨にふけり、照明がスーッと明るくなった後辺りを見回してみたんです。

堰を切ったように感想を口々に言い合う声が聞こえます。
皆マスクをしていたので表情は分かりませんでしたが、きっと笑顔だったに違いありません。

そうだよな。映画って、こういうものだよな。

いまやNetflixやHuluなどの動画コンテンツが定額で楽しめますし、YouTubeなどで無料で観る事も可能です。

わざわざ交通費と時間をかけて映画館まで足を運び、お金を払ってチケットを買う。
コストパフォーマンスはあまりよろしくありません。

ならどうしてわざわざ映画館に行くのか。
まだネトフリとかじゃ見れないから、とか
パンフレットなどのグッズが欲しいから、とか
映画を見ながら食べるポップコーンが妙に美味しいから、とか
色々理由はあるでしょう。

ですが、1番の理由はこれだと思います。

「知らない人達と感情を共有出来るから」

笑いどころも、1人で笑うのと劇場にいる皆で爆笑するのとじゃ全然違いますし、
感動シーンで涙を堪えたものの、号泣している隣の席の人を見てもらい泣きする事もあるでしょう。
特に今回のように何年も待たされた作品じゃ尚更です。

私がエヴァを知ったのは中1の時。
当時ハマってたアーケードの太鼓の達人に、主題歌の残酷な天使のテーゼが入っていたんです。
何か聞き覚えのあるタイトルだなぁ…とプレイしてみました。
やっぱり何か聞き覚えがある…と、当時家族で通ってたウエアハウスでVHSを毎週レンタルし始めました。
テレビ放送していた95年、当時は5歳の幼稚園児でした。
リアルタイムで見ていた覚えはないのですが、もしかしたら主題歌は聞いていたのかもしれません。
その後はプラモやガチャガチャを買う程度にハマり、ガチャガチャに付いてたオマケの紙(カヲルくん)を筆箱に入れておいたら同級生にばれ、何故か林間学校の帰りのバスで残テを歌わされた…という、大変思い出深い作品です。

きっと劇場に足を運んだ人達は、前々からエヴァを知っていて完結を長い間待ち望んでいた人が大半でしょう。
リアルタイムでアニメを見ていた人、
深夜の再放送で知った人、
新劇がきっかけの人、
人から紹介されて知った人、
はたまた、私のように全然関係ないゲームから入った人もいるかもしれません。

観客の数だけストーリーがある。
あの時映画館にいた人達は、一体どんなストーリーをなぞって来たのでしょう。


もしまだ観てない方はすぐにでも映画館へ行って下さい。
コロナ禍でこんな事書くのは好ましくないですが、出来ればそこそこ人が入る規模が大きい映画館がオススメです。
もちろん体調には充分気をつけて、マスクを忘れずに!